「甘受しよう、すべてを。――たとえそれが、俺の死であっても」 |
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名前 | 雪城飛鳥(ゆきしろ・あすか) (ソル=ダートではアスカ・エストと名乗る) |
年齢・性別 | 17歳/男性 |
身長 | 170cm |
目・髪の色 | 漆黒/漆黒 |
一人称 | 俺 |
通称(愛称) | アスカもしくはアーシィ |
職業 | フリーター(?) ソル=ダートではリィンクローヴァ国王づき軍師となる |
性格 | 少女めいた外見に似合わず獰猛で凶暴。 強者に対してはとことんまでいじめっこぶりを発揮するが、弱者を虐げることだけは 決してないという矜持も持つ。子供と年寄りにはひたすら優しい。 ひたすら強気で前向き。目的のためなら手段を問わない冷静・冷酷さを有する、鋼の ごとき精神力と胆力の持ち主。 ただし、凄絶に過ぎる過去のため、自分自身の命そのものには大した執着を持たない。 好きな相手は男女関係なく虐めたいタイプらしい。 |
その他 | 両親を早くに亡くし、唯一の肉親である妹とともに町の隅で底辺の生活をしていた。 最愛の妹を生かすためありとあらゆる悪事に手を染めてきたが、弱者の生活を 脅かす行為に一度たりと及んでいないことが誇り。 十五歳の冬に妹を亡くし、自らの死をも望んでいたところを仙人のような老夫婦に 拾われ、生きるに役立つ知識と技術を徹底的に叩き込まれた。 卓越した運動神経と天性の武の才能、豊富で潤沢な知識を持つ、およそ十七歳とは 思えないような人物。実は出生に大きな秘密を持つらしい。 趣味は読書と国王陛下いじり。 ひょんなことから異世界ソル=ダートに飛ばされてからは、 レーヴェリヒトを唯一の王と奉じ、彼のために持てる力のすべてを 使って覇権を狙ってゆくことになる。 |
「信じてる。何があったって、お前はお前だろ?」 |
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名前 | レーヴェリヒト・アウラ・エスト・リィンクローヴァ |
年齢・性別 | 24歳/男性 |
身長 | 182ロフ(1ロフ=1p) |
目・髪の色 | 紫水晶/白銀 |
一人称 | 俺 |
通称(愛称) | 基本的にはレヴィ、時々リーヘ (飛鳥だけはレイと呼ぶ) |
職業 | リィンクローヴァ国王 |
性格 | 陽気で前向きなへこたれない性質。 愛されて育ったことをうかがわせるまっすぐさと潔さ、戦いに臨めば決して敵に背を 見せることのない勇猛さを持つ。 が、どうにも人が好すぎ、他者の痛みを知るがゆえに冷酷にはなりきれないという、 戦乱の世には相応しくない部分をも有し、おまけに押しにも弱いというかなりのヘタレ。 |
その他 | ソル=ダート南端に位置する豊かな小国リィンクローヴァを統べる王。乱世を迎えた ソル=ダートにて、自国を守るため日々を戦いに費やしている。 純粋なリィンクローヴァ人ではないが、民を第一に考える姿勢のお陰で、国民からは 絶大な支持を得ており、また愛されている。 お人好しという、乱世には致命的ともいえる性質のため、領土を拡大することも出来ず またそのつもりもなくいたところをアスカと出会い、彼の勢いに引きずられるようにして ソル=ダートの覇者を目指すことになる。ただし本人はやや及び腰。 アスカには七歳年上にも関わらずタメ口を利かれ、時に足蹴にもされているが、公私ともに よい関係を築いているようだ。 長身痩躯の美丈夫であり、かなりの愛され体質。 老若男女関わらずよくもてるが、本人は超のつく鈍感男のうえ、十五歳で即位して以来 国王業務一筋! だったためとことん色恋沙汰に疎い。 |
「いつでも祈る。――どうか、坊やが幸いであるように」 | |
名前 | カノウ・ゾンネ |
年齢・性別 | 五百歳前後/?(男性体に近い) |
身長 | 178ロフ |
目・髪の色 | 真紅/漆黒 |
一人称 | 儂(わし) |
通称(愛称) | カノウ |
職業 | リィンクローヴァ国王直属戦士 |
性格 | 呪われた存在、不吉な混血と他国民から蔑まれて来たわりには 大らかでお茶目。大雑把で細かいことをまったく気にしない。 その大らかさゆえ、アスカとは親友関係を築いてゆく。 お祭り騒ぎと音楽を愛する気のいい異形。 |
その他 | レーヴェリヒトの血筋に五百年に渡って使え続ける異形の戦士。 悪創念によって魔化した男に乱暴された女の胎から生まれ、 あまりの不吉さに片割れともども殺されそうになっていたところを 初代リィンクローヴァ国王によって拾われ、彼の手で育てられた。 それ以降、王家に絶対の忠誠と愛を捧げ続けている。 真紅の角と、同色の竜に似たかたちの尻尾を持ち、尻尾の先端に 金色の鈴を結んでいるのが本人流のお洒落らしい。 |
「あなたがそう望まれるのでしたら、わたくし、ちっとも構いません」 | |
名前 | ウルル・シックザール |
年齢・性別 | 五百歳前後/?(女性体に近い) |
身長 | 175ロフ |
目・髪の色 | 真青/漆黒 |
一人称 | わたくし |
通称(愛称) | ウルル |
職業 | リィンクローヴァ国王直属戦士 |
性格 | 繊細でおとなしく恥ずかしがり。 アスカに恋をし、最終的には完全な女性体となる。 殺すことよりも守ることに真価を発揮する心優しい異形。 |
その他 | レーヴェリヒトの血筋に五百年に渡って仕え続ける異形の戦士で カノウの片割れ。カノウと同じく随一の戦士だが、本人は戦いよりも 家事や読書が好き。 その可愛らしい性質と優しい心根から、異形にもかかわらず片割れ ともども国民たちに愛されている。 真っ青な角と、同色の猫のものに似たかたちの尻尾を持ち、尻尾の 先端に白いリボンを結んでいるのが本人流のお洒落らしい。 |
「下僕は下僕らしく、てめぇの責務をまっとうするとしよう」 | |
名前 | 金村勇仁(かねむらゆうじん) |
年齢・性別 | 36歳/男性 |
身長 | 178cm |
目・髪の色 | 漆黒/赤茶(染)←ただしソル=ダートに来てからは赤に |
一人称 | 俺 |
通称(愛称) | 金村 (ソル=ダートではユージンと呼ばれる) |
職業 | 某組若頭 (ソル=ダートに来てからは飛鳥の護衛兼側近となる) |
性格 | 愛想はないが、勇猛で義理堅く愛情深い。 チンピラまがいのやくざではなく、仁侠の世界に生きる者の負うべき 義務を理解している実直な男。 初対面の相手に思わず直立不動の姿勢をさせずにはいられない、 渋くて鋭い男前だが、実は内面総天然色の激鈍男でもある。 |
その他 | 東京の某区に根を張る組の一員。 実直な性格から先代組長に可愛がられたが、そのために先代の 息子たる現組長からは疎まれ、遠ざけられていた。 組同士の抗争において、常に最前線で身体を張ってきただけに、 戦いに関する感覚と覚悟はひとかどのもの。 飛鳥とともに異世界ソル=ダートに飛ばされた際、彼の非凡な才に 惚れこみ、また命を救われた借りを返すため、飛鳥の手足となって 骨身を惜しまず働くことになる。 |
「――おれ、アニキが幸せだったら嬉しいな」 | |
名前 | 圓東鏡介(えんどう・きょうすけ) |
年齢・性別 | 20歳/男性 |
身長 | 165cm |
目・髪の色 | 漆黒/灰金(染)←ただしソル=ダートに来てからはこの色で定着 |
一人称 | おれ |
通称(愛称) | 圓東 (ソル=ダートではキースと呼ばれることも) |
職業 | 某組下っ端 (ソル=ダートでは飛鳥直属の技術者となる) |
性格 | 底抜けに明るい馬鹿。 誰とでもすぐに仲良くなれるムードメーカー。 ソル=ダートでは、シリアスな話をしている時に馬鹿なことを言って 飛鳥にどつかれるのが日常と化している。 |
その他 | 金村と同じ組に属する下っ端雑魚。 喧嘩はイマイチだが非常にすばしこく、目端が利く。 中学校中退という凄まじい勉強アレルギーだが、手先の器用さに かけては並ぶ者がなく、大抵の『モノ』の設計図が頭に入っていて、 何でも手作りできてしまうという特技を持つ。開発者、発明家としての 才能にも定評がある。 飛鳥とともにソル=ダートに飛ばされ、彼に命を救われて以来、 年下の飛鳥を「アニキ」と呼んで慕い、彼のために様々な道具を 開発してゆく。 |
「忌々しい限りですが……信頼していますよ、彼と同じくらいに」 | |
名前 | リーノエンヴェ・カイエ・ゾイレリッタァ |
年齢・性別 | 27歳/男性 |
身長 | 176ロフ |
目・髪の色 | 若草色/金 |
一人称 | 私 |
通称(愛称) | リーエ |
職業 | 聖叡騎士団団長 |
性格 | 一途で生真面目。 誰にでも丁寧で優しいが、一度切れると手がつけられない。 ひたすら国王陛下ラブ。 そのためレーヴェリヒトを手荒に扱う飛鳥とは犬猿の仲(ただし 後半に至るにつけ飛鳥への信頼を深めても行く)。 |
その他 | リィンクローヴァ王家の遠縁に当たる大貴族、十大公家の一員たる ゾイレリッタァ家の現当主にして、王と国家の守り手たる精鋭集団・ 聖叡騎士団の団長を務める青年。 女性と見紛う繊細な美貌の持ち主だが、その武の腕には誰もが一目 置いている。まだ若いながら政治的手腕も見事なもので、領地である ゾイレリッタァ市民からの信頼も篤い。 主であり幼馴染みであり遠縁の従弟でもあるレーヴェリヒトに過剰な までの愛情を注いでおり、彼に関することでは目の色が変わる。 レーヴェリヒトの世話を焼くのが趣味と言って過言ではないが、最近 鬱陶しがられるようになって切ない思いをしているらしい。 ちなみに既婚、息子がひとりいる。かなりの熱々夫婦らしい。 |
「アスカにお仕置きされるのは別に嫌じゃありませんけど!」 | |
名前 | ノートヴェンディヒカイト・ゼオラ |
年齢・性別 | 22歳/男性 |
身長 | 180ロフ |
目・髪の色 | 青/灰 |
一人称 | 俺 |
通称(愛称) | ノーヴァ |
職業 | 聖叡騎士団所属中級騎士 |
性格 | 短気で激情家だが陽気で愛情深く、礼儀や恩義を重んじる。 一度恩を受けた相手には絶対服従する単純な面もある。 飛鳥に危ないところを助けられて以来、便利かつ有能な 手駒としてこき使われる羽目になる可哀相な青年。 |
その他 | ゲミュートリヒ市周辺を基本に警護活動に当たっている騎士。 地位は高くないが腕は確かで、短気ではあるものの親切で明るい 性格から周辺住民には信頼され親しまれている。 もともとはエルンテ市出身で、兄と慕うイスフェニアに憧れて騎士団を 目指した。現在はイスフェニアとペアを組み、充実した日々を送って いるが、持ち前の短気さで彼を厄介事に巻き込みまくっている。 レッヒェルン玉樹森林で異形が発生した際、『食い残し』浄火葬時に、 骸の異形化に巻き込まれそうになったところを飛鳥に救われて以降、 自ら志願し飛鳥直属の騎士となり、時に飛鳥本人が引くほどの 一途で熱烈な忠誠を捧げる。やや(かなり?)M気質。 |
「……アスカが幸いであればいい、とは思う」 | |
名前 | イスフェニア・ティトラ・エルンテ |
年齢・性別 | 30歳/男性 |
身長 | 180ロフ |
目・髪の色 | 琥珀/金茶 |
一人称 | 私 |
通称(愛称) | イース |
職業 | 聖叡騎士団小隊騎士長 |
性格 | 寡黙で理知的、無表情だが実は思いやり深い。 日常生活はスローペース、やや天然気味。 一応貴族の一員なのだが、それらしい貫禄は皆無。 口下手なので、たくさんの会話を必要とする華やかな場が苦手。 勤務中も、会話が必要なときは相棒のノーヴァにそのほとんどを 任せている。 人間づきあいは基本的に淡白だが、懐の中に入ってきた相手には 言動が甘くなる。押しに弱い面もあるようだ。 その性格が災いして、ノーヴァにはトラブルを持ち込まれまれまくり、 飛鳥には顎でこき使われまくるという大変な事態に陥ることになる。 |
その他 | 中級貴族であるエルンテ家の末っ子、三男坊。 家と領地を優秀な兄姉に任せ、自分は騎士団員として国の治安を 守っている。剣の腕にも恵まれ、身体を動かす才能にかけては 兄弟一。情報収集能力にも長ける。 ノーヴァとは兄弟のような関係で、自分を兄のように慕ってくれる彼を くすぐったくも嬉しく感じている(お陰でノーヴァの持ち込むトラブルを ついつい一緒になって処理してしまう)。 ノーヴァとともに臨んだ浄火葬時、骸の異形化に巻き込まれかけた ところを飛鳥に救われて以来、それに恩義を感じたノーヴァに 引きずられるようにして、飛鳥の手駒として便利にこき使われる ことになる。 |
→モドル